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チョウチンアンコウ(提灯鮟鱇)は、チョウチンアンコウ科に属する魚の一種です。グリーンランド西岸、ポルトガル沿岸沖、 マディラ。スリナム沖。全世界の海域に生息します。

チョウチンアンコウ ミツクリテナガチョウチンアンコウ
チョウチンアンコウ科はいずれの種も深海に生息する生き物で、大部分はヒレのある軟らかいテニスボールの様な不思議な形をしていて、あまり大きくなりません。胸ヒレを持っていないことも不思議な特徴の一つです。水深300〜4,000mの深海の中層に生息しているので、水の動きとともに浮きもせず、沈みもせず、漂うように生活していて、速くは泳げない生き物です。チョウチンアンコウの目は小さく、柔軟な薄い骨格を持っていて、ゼリーのようなやわらかい肉で覆われています。そして皮膚は非常に薄くできていて、人の手が触れたり、網で触られたりすると容易に剥がれてしまいます。皮膚は弱い生き物ですが、体の色は黒または灰色で目立たない色をしています。このチョウチンアンコウの色の不思議は、他の発光器を持つ魚などの生き物からの青白い光を吸収してしまうため、暗い深海でも見えにくくなっています。
チョウチンアンコウは肉食の生き物で背鰭の棘条が長く伸びて変化した不思議な器官(擬似餌、ルアー)には先端部に発光器を備え、餌となる小動物などの生き物をおびき寄せて捕食します。発光器官はメスのチョウチンアンコウだけが持っています。ルアーと呼ばれる頭の前の器官に発光器があって、これで獲物を誘き寄せて捕食しています。発光の不思議は、バクテリアによる青白い発光で、この光は遠くまで届きます。チョウチンアンコウの仲間にはこの発光器が顎の下にある物もいますが、大半は頭の前に竿のような状態の不思議なルアーを備えています。
「釣り」をするチョウチンアンコウ
チョウチンアンコウの誘引突起は短く、標準体長の50%以下で、その基部は眼より前位にあります。顔自体も不思議な形ですが、標準体長は上顎長の2.8〜2.9倍。黒色の基部を除けば、胸鰭と不対鰭の鰭条は淡色です。チョウチンアンコウの両顎の外列歯数は,上顎が107〜109本。下顎が110〜117です。擬餌状体の先端には2対の突起がありますが、双方の大きさや形はほとんど同様です。
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