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イカ

コウイカ
ダイオウイカ
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イカは全世界で500種類ぐらい存在する生き物です。イカの不思議は、外敵から身を守るために、墨を出して煙幕を張る事です。まず、イカの吐いた墨は塊として海中を漂い、捕食者などの生き物がぶつかると周囲一面を黒く染めます。この墨の塊、イカの形によく似ているのも不思議です。水槽でイカを捕まえようとしますと、イカは瞬間に墨を吐き逃走、後に残ったイカの形の墨を握ると、水全体が真っ黒に染まり、イカはその隙に悠々と逃げ切りに成功したそうです。カモフラージュの手段として墨のおとりを作ったわけです。形状と匂いまでにせる技は不思議です。イカを襲う魚などの生き物は、視覚というより嗅覚でイカを見つけるので、目の前にイカの匂いの塊が現れれば、それをイカと思い込み襲いかかります。ところが、その途端に煙幕に変わり、敵の嗅覚を混乱させてしまうわけです。強かな生き物でもあります。また、イカ1匹のスミは数秒間で5kL以上もの大量のイカスミを吐き、短時間で広範囲海水を黒く染める事が出来るのも不思議です。
      ダイオウイカ
       生きたダイオウイカの捕獲

ダイオウイカは、生息場所や食生活、繁殖、生息数などその生態については全くといっていいほど分かっていない不思議な生き物です。彼らを生きたまま捕らえられた例はまれであり、死骸が着岸したり、水面を浮遊してる場合や、クジラなどの生き物の胃袋から発見されることが多いようです。昔から色々な研究により深海に生息すると考えられますが、一般には深度300〜1000mの海底もしくは中層域に棲んでいるのではないかと言われています。確かなデータは得られてない生き物です。
ダイオウイカの脚は全長に対して長く10本で、胴体(約5m)が短く、ダイオウイカの不思議は、他の種類よりも胴体に対する脚の長さが長くなっています。これまで記録されたもので最大のものは18mを超えるといわれています。これほどまで大きくなる個体は少なく、報告例の多くの大きさは全体で6〜12mぐらいであるといわれています。重さも普通のもので450kg、大きいものでは1tに達するそうです。
特にダイオウイカは“触腕”と呼ばれる、他の脚よりも長い二本の触手が、非常に長くなっています。ダイオウイカの脚には最大で直径5cmに及ぶ吸盤があり、特に触腕の先には縦4列に並んでいます。触腕の吸盤には、“キチン質”素材で出来た、細かくて鋭いノコギリ歯がついています。触腕の先に付いた吸盤のこぎりで、獲物を確実に捕らえることが出来ます。
ダイオウイカの眼の不思議は、生き物の中では最大で、人間の頭と同じぐらいの大きさです。光のほとんど届かない深海中でものを見るためではないかと考えられています。
ダイオウイカのヒレは、末広がりスペードに近い形をしており、縦に長い楕円形でかなり特長的な形をしており、彼らを判別するときに役に立ちます。
ダイオウイカの口も不思議で、鳥のオウムに似たクチバシがあり、触腕で捕まえられた獲物を8本の腕で押さえ込み、発達した筋肉で動かされるこのクチバシを使って獲物を噛みちぎります。更にさらに舌の上に付いた、“歯舌”と呼ばれるヤスリ状の組織を使って食べ物を細かくすりつぶして飲み込みます。
ダイオウイカの泳ぎ方は、他のものと同様に胴体の外側の膜(外套膜)と本体との間に水を取り込み、それを漏斗(ろうと)とよばれるホース状の管から噴出して推進力を得ています。ダイオウイカに限らず、イカ自体、不思議な泳ぎ方をする生き物です。
また、ダイオウイカにも体の中に濃いセピア色の墨を持っていています。
ダイオウイカの不思議は、体中には高濃度おアンモニアが含まれており、非常に臭く、また塩味と苦味が強く、食料には適さない生き物なのです。彼らは、そのままでは巨体を保つことが出来ません。そこで、彼らは体の中にアンモニアを塩化アンモニウムに変えて大量に取り込み、体の比重を海水に近づけていると言われています。これによって体の比重は軽くなり、自由に海中での浮遊が可能になります。不思議で神秘的な生き物です。


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